「せっかくの記念ですし、やっぱり長襦袢も一緒にお願いしとこうかな」
今朝入ったお電話によりますと、先日紬のアンサンブルを御主人様にプレゼントされることを決められた奥様が羽織の額裏と同じ消防の纏柄の長襦袢も誂えられるとのこと。密かに淡い期待を寄せて準備していた茶色と浅縹色の中から紬の色と相性の良い茶色に!奥様の御主人様への想いに感銘を受けて、ほんの気持ちだけ算盤をごにょごにょ。長らく火を消し続けられた御主人様も、夫婦の心に灯った火だけは消さずに燃え続けていたんですね。なーんちゃって、
「これを着せて正月の挨拶回りに行きますから、必ず年内に納めてくださいね」とけしかけられました。ちゃんちゃん、