お知り合いの方から譲り受けられたというきものや帯の整理。
朝一番、約束していた時間にお客様宅へ伺うと、いつものきもの部屋にはたくさんの畳紙であふれていました。お茶の道を長く歩まれた方がお亡くなりになって、ご家族から「たくさんあるきものたちは、お好みのものがあれば遠慮なく引き取ってもらって大切に着てほしい」と、十数年来開けてないという箪笥の整理に立ち合われたらしいのです。そこで「これは着るかも!と思ったものを片っ端から頂いて来たから、私の寸法に仕立て直せるか、仕立て直す価値があるかを見に来てほしい」とのご依頼。全部で30枚ほどあった畳紙の中身を1点ずつ拝見した中から、加賀友禅の色留袖、刺繍の訪問着、紅花染めの紬、白大島紬、小紋の5枚は洗い張りをして仕立て直し、紬は居敷当を付けて脇の解れを直して丸洗い、袋帯は丸洗いをして帯裏を替えて仕立て直し、長襦袢2枚は寸法直し。
故人もご家族もさぞ喜ばれることでしょう。

