集客を読む。

 お客様から頂いたチケットを手に、長女を連れて約2年ぶりに福岡ドームに野球観戦に行きました。
 西武ライオンズの前身である西鉄ライオンズが福岡から移転、平成元年にダイエーホークスとして福岡にプロ野球の球団が誕生し、ソフトバンクホークスに名前が変わりましたが今年で30周年だそうです。当初は戦績も集客も振るわずにお荷物球団、メジャー流に言うとドアマットチームでしたが、熱心な福岡の野球ファンたちに支えられて世界の王貞治監督を迎えて以来、常勝球団として駆け上がっていきました。と同時にプロ野球12球団の中でも観客動員数が常に1位を争うほどに。先述の通り福岡ドームには多くて年に一度ほどしか足を運びませんが、毎回ほぼ満席。2019年シーズンの客席数は40,178人らしいのですが、本日も満員御礼で恐れ入り屋の鬼子母神。これは戦績が上がったからだけではなく、お客様に喜んでもらうために選手と球団がファンサービスに努め続けた結果にほかなりません。
 さて。我々商いの道を志す者は、よく「集客」と言う言葉を口にします。が、尊敬するとあるがくちょーから「これを『客を集める』と読むか『お客様が集まる』と読むかで商売人として大きな違いがあることに気付きなさい」と教えられたことがあります。はっはーん、なるほど!と思って以来、毎度後者を心がけて商いに音楽会や寄席などイベントに取り組んでいます。福岡ソフトバンクホークスは、まさにお客様が集まるための取り組みを続けられているわけです。エース千賀投手の力投むなしく残念ながら試合には負けてしまいましたが、野球観戦はもちろんファンサービスを楽しんだひとときでした。
 さぁさぁ、明日からまたお客様が集まる店づくりに精進いたします。

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