閉店間際にやって来てくれたのは、近頃きもの365日に足を踏み入れてしまったお洒落男子。
日頃の感謝を込めて奥様に浴衣を誂えてあげてくださったばかりなのに、とどまることを知らずご自身の浴衣を誂えてくださることに。お人柄からするとちょっと変わり種の一枚を勧めたくなったのですが、ご本人が即決されたのが藍の濃淡で染められた「鯛の鯛」(写真)。
おめでたい行事の際には今も欠かせない高級食材として古くから親しまれている鯛。「鯛の鯛」とは、胸びれを動かすための骨で、ただでさえめでたい象徴である鯛の中に、さらに小さな鯛がもう一匹いるということで二重にめでたいとされてきました。ということで魔除けのお守りや福を呼ぶ縁起物として人々に重宝されてきた「鯛の鯛」。肌身離さず持ち歩くとお金がたまると言われており、金運のお守りとしても親しまれています。
の浴衣を着るとお金が貯まること間違いなし!もう一枚誂えて頂こうじゃあ〜りませんか!