振袖三昧の一日。

 朝一番から閉店間際まで、来年成人を迎えるご家族が入れ替わり立ち替わり。の一日。
 午前中のお客様は、赤を基調にした総絞りの振袖に黒地の袋帯で引き締めて艶やかに。小物までしっかり合わせてご本人もお母さんもおばあちゃんもご納得のコーディネート。午後一番の可愛らしいお嬢様には、白地に桃色の雲取りがよくお似合い。こちらは朱鷺色の振袖もご覧になりたいとの宿題をいただいて幕引き。おやつの時間が過ぎてからは3姉妹のようなお母様とお嬢様方お二人。上がってきたばかりの透き通るような綺麗な水色の振袖と、日本人らしい紺地に一面の真っ白な桜が迫力の振袖でど、ち、ら、に、し、よ、う、か、な。お一人お一人個性があって、それぞれにぴったりお似合いの一枚があるんですよね。「きものは出逢い」ってよく言います。これまでは昭和の遺産言葉だと思っていましたが、近頃は本当にその通りだと思うようになりました。とにもかくにも、可愛子ちゃんたちが華の二十代を笑顔で迎えられるように全力を尽くすのみです。
 ということで、本日は振袖三枚の一日。

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