京都出張と再会。

 丹後、篠山までやって来て、京都に寄らないわけには参りませぬ。
 思いのほか肌寒さの残る京都の朝。お腹いっぱいに朝ごはんを食べたら、京都駅を南北に伸びる烏丸通を右に左に、取引先へと足を運ぶのです。先ずは来年の秋に向けて段取り続けた最後の交渉へ。続いて浴衣商戦へのお洒落小物探し、ご注文の七五三関連、大島紬、御召、、、年末商戦の仕込み。今回はデイパックを背負って右に左に上に下に、歩きに歩きまくりました。ふぅ、

御霊祭を前に蔵から出して飾られた御輿たち

 おかげさまで予定よりも早く探しきれたので、近くて遠かった御霊神社へ。ここは平安時代に建立されたと言われ、応仁の乱の前哨戦の舞台として有名な神社。独特な美しい歌声のシンガーソングライターとして知り合った10年来の友人の実家で、友人がギターを棚の上に置いて禰宜を勤めているのです。門をくぐると綺麗な浅縹色の衣に身を包んだ友人が現れ、「もうすぐとある団体の公式参拝が行われます。よかったらご一緒にどうぞ」と僕に気づいてもポーカーフェイスっぷりが小憎らしい。今月18日に行われる御霊祭は洛中で最も古い祭の一つで、その時に担がれる御神輿は江戸時代初期に当時の天皇から賜ったもの。らしい。間もなくして始まった公式参拝で相変わらず美しい声での祝詞奏上を耳にした後、お茶の飲みながらしばらく談笑。西洋人っぽかった彼がすっかり東洋人になっていました。
 お互いの成長を分かち合える友人は、負けずに頑張らねば!と励みになる有り難い存在です。

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