夜の水族館、動物園、なら呉服店も。

 昨今は「夜の水族館」や「夜の動物園」が流行していますね。
 うだるような暑さの日中を避け、日が落ちてからお出掛けしようというお客様向けの、夏のサービス。ということで「夜の呉服店」、なんてことじゃーありーりませんが、平日のお仕事帰りにしか時間のないお客様から「今度の日曜日に間に合うように、浴衣に合う帯〆と揚げを」というご要望にお応えして。閉店後の静かな店内、風呂敷包みから出てきた有松絞の浴衣と白地に朱の博多織に合わせて、紺と白のコントラストが目に涼しい帯揚を。そこに帯〆の茶と黒で粋を重ねました。「うわ〜、いい!籠のバッグを合わせよう!」と喜んでお帰りになりました。
 キリンもゾウもいません。イルカもクラゲもオットセイもいません。曲芸もできませんが、お客様の着姿を思い浮かべてはニヤリと探し求めたきものや小物ならあります。「夜の呉服店」にはご予約をされてからお出掛けください。

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