天鵞絨の道行コート。

 新年のご挨拶を兼ねてのご来店は、風呂敷包みを携えて。
 中から現れたのは、「お正月に親戚のお家に遊びに行ったら貰ったんですけど、、、」と譲り受けられた天鵞絨[ビロード]の道行コート、袷と単衣の御召が一枚ずつの合計3枚。2枚の御召はさすがに古すぎるのとお客様には似合わなそうでしたので蚊帳の外、残る道行コートもさすがにと思いましたが帯ならあの小紋とあの小紋とあの紬に合いそうでしたので、「お太鼓はここで、お腹はここってのはいかがですか?」となごや帯へのお仕立て替えを提案。およそ3万円の見積もりとともに快諾を頂きました。肝心なのは、右手と左手と結ぶ時の帯の向きを考えてお腹の柄を決めてあげること。
 2週間もすれば仕立て上りますので、乞うご期待! 

お腹の柄になる右胸の雪輪

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