約束のダンディー浴衣。

 いつもは好んでカタカナを使わないようにしているのですが、今日は敢えて男前ではなくダンディーを。
 いかがなものか、夏を過ぎてから「浴衣を一枚誂えようかと思っていて、」と御来店。たいへん有り難いながらも、「せっかく誂えるなら、来年の春先に染め上がってくる新作をご覧になってからでも遅くないのでは、」と提案差し上げましたが、「いや近く家内を連れて見に来ます」とおっしゃって久しく2ヶ月あまり。よりにもよって僕が外出している隙をついてのご来店。ほどなくして店に戻ると、黒地に墨色でよろけ縞×源氏香が両面に染められた浴衣に、同じ調子の色遣いが粋な博多織角帯が重ねて置いてありました。どちらを表にされるんだろう、、、
 御礼の電話を差し上げると、「下駄も欲しいし、若旦那に採寸をして欲しいから、またゆっくり出直します」と。まさにダンディー。

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