龍の額裏。

 「の柄を探して欲しい」と、今月はじめに預かった雲図の色紙。
 唐津くんち(11月2〜4日)でお召しになる長法被(膝丈くらいまである長めの法被)の裏地を探されてのこと。そもそも虎やなど勇ましさを表す柄は男性用の額裏には良くあるものですが、「人と同じ柄じゃねぇ、、、」とおっしゃる男の粋には是が非でもお応えするのが腕の見せ所。有名すぎる色紙の雲龍図を商品化している勇気あるメーカーはいないと思うのですが、あるいはこの色紙のように迫力ある龍の柄を探し求めてひと月。今年の梅雨はまとまった雨が降らないなぁと思っているところへ、台風の接近も相まって大雨続きの今日この頃。雲を裂き、被害をもたらすような雨を呼んだ水の神様には少し休んで頂いて、そろそろまっさらな絹の上に降りてきてもらいたいところ。
 しばしお待ちを。染め上がりに乞うご期待!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください