上品な桜色の色無地を、またまたまたしても染め替えでお預かりしました。
近頃本当にご相談の多い色無地の染め替えですが、今回は単衣のお召しもの。単衣とは、本来裏地の付いた袷と透け透けの夏物の間にお召しになる、裏地の付いていないまさに単衣のきもののこと。「私もまだまだ若いんですけど、これから年を重ねても着ることができるように落ち着いた色に染め替えたいです」と生地見本を嬉しそうにご覧になりました。お客様のすらっとしたお姿に青磁色の単衣と、先日お求めになったばかりの生成り地に朝顔の夏帯がぴったり。
蒸し暑い6月が楽しみになりました。