まだまだ松の内。

 本日は今年はじめてのお手入れ日和。と、着付教室。そして着付教室のみなさんとのお食事会。初釜のお客様の着付のお手伝い。成人式にご出席のお客様の着付のお手伝い。の前に早朝から地元消防団の出初式とおんじゃおんじゃという鬼火焚きのための注連縄など正月飾りの回収作業。とお正月の疲れをこれでもかと吹っ飛ばしてしまうような大忙しの一日でした。
 お手入れ日和はさすがに3年目ともなると、おかげさまで地域のみなさまに浸透しつつあるようです。あぁありがたやありがたや。「お正月に家族みんなできものを着たんですけど、お手入れをお願いしたくて〜」とか「久しぶりにきものを着ようと出してみたらシミに気づいて〜」と次々にお持ち込み下さいました。お手入れ日和があることできものを着ることがますます身近になって頂けると本望です。新しいものをお勧めするだけでなく、きものとともに過ごす毎日のお手伝いを今年もしていきたいと心新たに誓ったのでした。
 着付教室のみなさんとのお食事会では、今日を最後に静岡県に引っ越してしまう最年長のお客様の送別会でもありました。ある日、着付教室を終えてきものをお召しになったままお帰りになるお客様を見かけられたおばあちゃん。「よかですねぇ、私も習おうかしら」と御歳80歳を過ぎてからの手習いでしたが、やる気満々と明るい性格でみなさんにすぐに溶け込まれました。が、この春から息子さんご家族のもとへ。「せっかく習ったから、向こうでも事ある毎に着ますよ」と固く嬉しい約束をしてのお別れでした。
 そんなこんなで松の内は今日が最後。七草粥で胃を休めて英気を養い、明日からまた精進いたします。

◉毎月7日と8日はお手入れ日和

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