白地に鶯色の蜘蛛糸絞りから覗く朝顔が粋で可愛らしい浴衣。
3年ほど前にお買い上げいただくまでは、いかにも絞りらしく生地に凹凸がありました。と、こ、ろ、が、「池田屋さん!これを見てください!」と持ち込まれた絞りの浴衣は、普通の浴衣地みたいにサラッと平面になっていました。「絞りだったので自分ではお手入れが難しいと思って、クリーニング屋さんにお願いしたんですけど、、、」と残念そうなご様子。たまにあることなのですが、絞りの風合いが残らないほどしっかり伸ばしてプレスされてしまって取り返しがつかない状態に。きものを専門に扱う工房に尋ねましたら、「水につけたら少しは絞りの風合いが戻るかもしれません」とのこと。「自分でもう一度洗ってみます、、、」ということになりました。
皆様、絞りのお品物は是非弊社へご相談ください。転ばぬ先の杖になれる、はず。
◉毎月7日と8日はお手入れ日和!