蒸し風呂の京都出張最終日。

 昨夜は突然の雷雨に驚きましたが、今朝は快晴。窓を開けようと手にしたカーテンが煮えたぎっていました(笑)。
 定休日を返上しての最終日。大気が不安定らしく、万が一の雨に備えてきものを小千谷に替えました。長襦袢も麻の半襦袢に。ということで朝一番は豊富な種類の白生地と襦袢や裏物さん。お宮参りの着物を白生地から誂えてあげたい!というご要望から、羽二重の白生地や重ね着に使う生地を探しに。二軒目は昭和な雰囲気が漂う帯屋さん。「お金があれば帯を買った方がマシや」とおっしゃる社長のコレクションたるや、機屋さんとの信頼関係の賜物でしょうね。同時開催の染め屋さんの作品たちも素敵なものばかりで、新たにお取引を願うことに。ここでちょっと道を外し、細見美術館で開催中の杉浦非水展へ。ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、杉浦非水は明治・大正・昭和にわたりデザイナーとして活躍し、かの有名な三越呉服店(現三越百貨店)のポスターなどを手がけたモダンデザインの先駆者です。昼食後には3日連続で通うことになってしまった染め屋さんで、今では少なくなってしまった手描きの七五三向けの男前きものと羽織を調達。したところで今回の全日程が終了。
 ホッとひと息ついて木陰でお茶をしていると、危うくヒトが鳩鉄砲を食らうところでした(笑)。
 

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