織りの極み〜続編〜

 やはり良いものは良い!
 企画展が終了して2日経った本日、会期中にはご覧に入れることができなかったお客様宅へ。ご所望の訪問着数枚とともに風呂敷に包んだのは、自慢の袋帯を厳選2本。片や焦茶地に淡色で大きな市松模様、片や黄色に大きな立涌(写真)。風呂敷包を開けるや否や、お客様の目と心を奪ったのは訪問着よりもこの帯でした。意匠も然ることながら、糸の光沢による照りと触れば触るほど響く衣擦れの音が何よりの接客だったのです。すでに品物がお客様に語りかけているわけです。
 1日も早くこの帯をお召しになった姿を拝見するのと、結び心地を伺いたい。

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