これから仕立て屋さんの手に渡ります。
蚊のように細かい絣が均等に、しかも精緻な間隔で織られた白い大島紬。先日お買い上げ頂いた亀甲絣の白大島とはまた違った趣です。「私の寸法に仕立て直してほしいの」というご要望でお預かりしたときには全体的にシミや黄変が見られ、さすがに洗い張りのみでそれが全部キレイにとは参りませんが、お召しになると目立たない程度に。それよりも、汗汚れなどの蓄積された水汚れ特有の重たい感じがスッキリ軽やかになって帰ってきたのが何より。ってことで仕立て屋さんの手に渡す前に、もともと表裏のない大島紬ですから、どちらがオモテか毎度の糸印を付けました。表裏の区別をつけるのはもちろん、上下も分かりやすいように。何度も申し上げますが、上下を間違って仕立てると光の具合によって色が違って見えたりするんですよ。これ本当に。
秋にはこれをお召しになってお食事にご一緒することを約束してまして、目下着付教室にて奮闘中のお客様。またひとつ、おいしい秋を見つけました。夏よ!出てけ!
