受け継がれる黒紋付羽織。

160426 宿題を頂いていた黒紋付羽織は、叔母様からおゆずりの生地で。
 「生地はうちにあるのを仕立て替えて、裏地は和牛の柄がいい」とは、男性ではなく女性のお客様から。叔母様宅に数枚あった羽織の中から「その昔、池田屋さんのおばあちゃんに『これはよか生地よ』って勧められて買ったものよ。ほら、よかろうが」と、数十年経ったとは思えないほど生地がしっかりしていて痛みもなく、綺麗な黒。さすがに家紋が少しぼけていて全体にカビが見られましたが特に問題はなさそうで何より。
 それよりも、どんな「和牛の柄」を描いてもらうかが僕の腕の見せ所。

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