お手入れでお預かりした小紋を取りに来られて、またお手入れを。
江戸小紋『万筋』をこよなく愛されている、とにかく地味好みのお客様。写真のような色目を何枚お持ちかってほど。洗い張りをして袷から単衣にお仕立て替えをした江戸小紋『万筋』を受け取りにご来店されたかと思いきや、「裾にシミを付けてしまったので、」と写真の江戸小紋『万筋』をお預けになって帰られました。「ごめんね、新しいのは買わずにお手入れ品ばかりで」と遠慮がちなお言葉は、きものを大切にお召しになりたいというお気持ちの裏返し。
毎度お手入れをお預けになるのは、弊社に対する信頼の裏返し。まだまだ大切にお召し頂きます。
お手入れに次ぐお手入れ。