男前の裏地選び、

160112 長襦袢や羽織の裏など見えないところに潜んでこそ、男前のお洒落。
 本日は、昨年末にご相談を受けた男前のきものの密談で夕方から福岡へ。「いつの日か自分で仕立てなさい」と就職祝いにお父様から譲り受けたという信州紬のアンサンブルは、ずーっとタンスの中にしまいっぱなしだったらしく、カビがひどかったので洗い張りをすると新品みたいに仕上がってきました。ご相談を受けて以来電話やメールでのやり取りが続いていたのですが、さすがに採寸となると伺わずにはいられませんでした。加えて背が高くて細くて手が長いという今どきの呉服屋泣かせの体型なので、裁ち合わせ方を工夫して一部継いで仕立てる実情を説明しました。数枚ご覧頂いた中から、選ばれた裏地は第一印象が強かった鱗柄に。
 ご家族の思いの詰まりに詰まった一枚こそ、なんとしてでもお召し頂かなければ。しかもお洒落に。

追伸
その後に立ち寄ったお店で偶然出会った友人のご主人様から、「今年こそ僕もきものが欲しい!」って言われました。男前はつづく、

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