結ばない帯

150613 お客様の中で5本の指に入るくらいのきもの通のお客様。
 の、お嬢様の着付けのお手伝い。本日は披露宴にご出席。先日、縫い紋を入れたばかりの薄紫の鮫小紋に、刺繍の大きな家紋が印象的な袋帯。帯〆帯揚はすっきりと白で。「帯ばしわしわにせんごてよ」と貸してくださったお母様から念を押された帯。結び方には大きく分けて二種類ありまして、ゆるまない様に後ろで結ぶのと、帯が痛まない様に結ばず折りたたむのと。本日は後者を選びました。「この帯も少し派手になってきたから、あと5年くらいしたら娘に譲ろうかな」。
 母から娘へ、娘からそのまた娘へ。きものを大切にする心と共に帯は受け継がれるのです。

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