雪の米沢工房見学ツアー

150227a 結城紬に羽織、トンビにニット帽。気合を入れて人生初の米沢に降り立ちました。「昨日までの一週間があたたかったので、ずいぶん雪が解けたんです」とタクシーの運転手がおっしゃる通り、想像していたよりもずいぶん雪が少なくて気合は空回り。

150227b そんな中、さっそく伺ったのは染織作家・諏訪好風さんの野々花染工房。紫根、茜、貝紫、藍、栗、桜などの天然染料による染色と手織にこだわりにこだわって作品づくりに取り組まれています。諏訪さん直々に説明を受けながら、糸、染め、織りを存分に拝見しました。写真は、織でぼかしを表現するために栗のいがで濃淡を染めた糸たち。

150227c に加えて、染織とと同じくらい感銘を受けた山葡萄製品の数々。諏訪さん直々に山から蔓を切り出し、ほどんどがお客様からのオーダーに合わせて職人さんが丹精込めて編んでいらっしゃいました。見たこともないほど細かい蔓を編んだものや山葡萄で染めたバッグインバッグなど、つい興奮してしまいアレやコレやと注文してしまいました。

150227d つい長居してしまった野々花工房をあとにして次に向かったのは、米沢特産の紅花染めで有名な新田家。

150227e 紅花染めについて実演を交えながら詳しく教えて頂いたのは、住み込みにはじまり入社37年という紅花染めに人生を捧げる職人さん。僕なりに勉強していたつもりでしたが、まだまだ修行不足を痛感させられました。と同時に紅花の命を頂いて染まる綺麗な色に改めて惚れ惚れ。

150227f 写真は、ほかの草木染めと重ねて染めることで、緑や紫、あんず色などに染まった糸いと。その後に別の部屋に展示してあった反物たちの美しかったことと言ったら、僕の語彙力と表現力では伝えられません。唐津での企画展に乞うご期待!
 米沢の染織品に心酔した後は、米沢牛のしゃぶしゃぶで胃袋も大満足して1日目終了。

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