そして長襦袢と羽裏に見えないお洒落を。それもとびっきりのヤツを。
春先から話を進めていた黒紋付一式のお客様が三度ご来店。よほどのことがない限り、一生に一度しか誂えない黒紋付。だからこそ黒紋付の生地選び、染め、袴の生地、色柄、長襦袢に羽裏にはこだわりたいところ。とは言え、いつまでたっても決まらないワケには参りませんので、今回のご来店に合わせてビシッと揃えました。長襦袢は、鶴が松をくわえたこれぞ!という一枚に、袴も上物の縞に。そして気になる羽裏は、以前からご希望の柄で別誂えという粋っぷり。
さぁ羽裏の図案をどうするか、近年稀に見る大きな課題を頂戴してしまいました。