本日は雨が降りしきる中、親戚の葬儀告別式でした。
96歳の大往生だった大叔父は僕が世界で1番尊敬する母方の祖母の弟で、博学でウィットに富み、とにかく話が面白くていろんなことを教えてくれました。仲良し7人兄弟の末弟で6人はすでに他界していて、これでようやく天国で兄弟揃い踏み。今頃は曽祖父母が料理並べて今か今かと待ち構えているのではないでしょうか。何はともあれ祖母の兄弟が仲良しだったおかげで、親戚付き合いが広く濃く大叔父ともたくさんの思い出があります。武勇伝がまたたまらない笑。
また若かりし頃はサキソフォン奏者でビッグバンドの一員として活躍していたのだとか。帰京後には地元ホテルの支配人?の傍ら、唐津に来られる外国人を迎えるために唐津ボランティアガイドを立ち上げたり、俳人として吟行や句会を催したり、雑学講座を開いたり多岐にわたって晩年まで活躍していました。
昨日の通夜は絽の黒紋付と羽織で、本日は同じく絽の袴をつけて。すると斎場の駐車場に車を停めて雨に目を細めながら席に着くと羽織紐がない!仕方なくそのまま時を過ごして駐車場へ向かうと、雨に打たれた羽織紐が。鼻緒が切れると誰かの身内に不幸があるとかないとか言う言い伝えがありますが、冗談好きの大叔父の仕業か。
あっちでのあの話、たまには枕元で聞かせてくださいね。