春を待つ道すがら。

 本日の朝一番は、来春めでたく小学校を卒業される坊ちゃんたちを祝うために礼装を誂えて頂くお母様。とお目付役のお母様(おばあちゃん)。これまでも付け下げ袋帯、羽織、草履や下駄などを誂えて頂きましたが、今回は可愛いかわいい坊ちゃんたちのための一枚。成長を見守ったり、ご家族の心温まる物語を目の当たりにして来た私たち夫婦にとっても大切な節目に弊社でまた御新調頂けるなんてたまんなく嬉しいんです。ということ今月初めの京都出張で手に入れた中から最終候補に3枚(写真はそのうちの一枚で最有力候補)。今日御来店が叶わなかった御主人様と写真をご覧になりながら予算編成会議を経て、果報は寝て待ちます笑笑。
 そして午後一番は、来春めでたく二十歳を迎えられる姫君とお母様。以前一度御来店頂いておおよそのお好みを感じ取った上での第2戦開幕。当時では珍しいはずの縮緬地に無地染めの振袖はお母様がお召しになったもの。それに合わせて帯や小物を揃えるひととき。半衿と重ね衿はネットサーフィンでおよそ決まってるって話を伺ってたんですけど、鏡越しに合わせながらご覧頂くと決まっていたことは振り出しに戻るのが定説。迷われていた帯は「ふたつとも買っちゃおっか!」とお母様からまさかの大胆発言が飛び出したところで終了。同じく御来店の叶わなかったお父様との家族会議を経て、果報は二度寝て待ちます笑笑。
 間髪入れずに先日振袖一式をご覧頂いた姫君とお母様が御来店。最後の宿題だった草履バッグセットを決めてもらいました。もう本当になかよし姉妹みたいな姫君とお母様で嬉しくなっちゃったところで、本日は力尽きてこれにて御免。

財務大臣のお父様に最終判断を委ねられた帯がふたつ。

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