お洒落の秋を占う京都出張1日目。

お洒落を占う京都出張1日目

 4月以来、5ヶ月ぶりに京都へやって来ました。ブログを記すのもひさしぶりぶりでございます。
 まだまだ蒸し暑さは残っていますが、さすがに暑さはいくぶん和らいでいます。が、麻の長襦袢に一丁羅の能登上布、絽の黒紋付き羽織を重ねてしまうと汗ばんでしまいます。ひさしぶりに向島めうがやさんで誂えた白足袋を履くと、足元とともに身も心も引き締まるというものです。
 本当はは4日からの上京予定だったのですが、かれこれ50年以上も取引を続けている先様が同世代の御子息に事業を引き継ぐ社長就任展を催されるとのことで、先月初めにわざわざ京都からご挨拶に来られましたので。昨年9月に僕たち夫婦が事業を継承した折にもお祝いを頂いたことですし。しかしながら近頃は問屋も土曜日に休む先が多く、本日は社長就任展に続いてもう1軒、たったの2軒をじっくりと拝見いたしました。一世一代の社長就任展だというのに残念ながら新社長はスーツ姿でしたが、江戸小紋「行儀」と来春に結んでほしい梅と吹き寄せの柄が素敵な塩瀬の染め帯を頂きました。本当は小紋や付け下げなど染め屋ならではのものも欲しかったのですが、それはまた次の機会に。それはそうと、新社長には是非ともきものをお召し頂きたいものです。
 明日は朝早くから伊勢木綿のふるさとへ。ついでにお伊勢さんに4年前に祈りを捧げた御礼詣りを。

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