成人式のお支度〜友人の姪っ子編〜

成人式の準備かれこれ

 10月末に東京は新宿で久々の再会を果たした同級生のお姉様(お母様)、とそのお母様(お婆さま)とお嬢様(御本人)が三代揃い踏みで御来店。
 以前からご相談を受けていたのですが、ようやくご多忙な(笑)御本人のスケジュールが整い満を持しての御来店と相成りました。お母様が成人式の時に誂えられた立派な振袖一式をお持ちなのですが、果たして御本人に似合うのか、はたまたお気に召すのかという心配は明後日明明後日に飛んで行ってしまいました。それはそれはとてもよくお似合いで、小物を変えたり変えなかったりしながら御本人もとっても素敵な笑顔でしたので満場一致。刺繍の半衿重ね衿をご新調頂きました。なんかこう、はじめてお会いしたというのに勝手に自分の姪っ子のような感覚で接客をしてしまいました。なんてことはさておき、何度御縁を頂いても成人式の接客って気持ちの良いものです。

いっつもきものをお召しになってご来店のおふたり。
いっつもきものをお召しになってご来店のおふたり。
 そんな本日のお昼一番のお客様は、おとなり長崎県は佐世保市から。近頃きものと着付の魅力にどっぷり浸かっていらっしゃるお嬢様(写真右手)がお召しのは、お母様(写真左手)がお嫁入りの折に誂えられて一度も袖を通されてなかったという一枚。写真にはうまく写っていませんが、アンティークの帯や三分紐と帯留の組み合わせがとっても素敵でした。着付も御来店頂く度に上達されていて、日頃一生懸命に練習されているのがよくわかります。対してお母様はおしゃれな型染めの小紋にコートで隠れてしまっていますがこれまたおしゃれな干支の帯。足元は岩佐の草履です。本日は、先日お仕立てでお預かりしていたアンティークのなごや帯をお受け取りにご来店下さいました。なんてことはさておき、何度御縁を頂いてもきものをお召しになった御来店頂いたお客様の接客って話に花が咲き誇るものです。そしてお帰り際に見送った後ろ姿を勝手にパシャっと。
 このほかにもお手入れのお持ち込みなど、きものをお召しになった方やお召しになりたい方の御来店が続いた本日はこれにて全件落着。

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