今日はお世話になったお客様の葬儀・告別式に参列することからはじまりました。
ここ数年はご自宅に伺ったり御来店頂くこともなくお会いすることがありませんでしたが、いつお会いしても柔和な優しい笑顔と語り口が印象的な方でした。実は中学校の音楽の先生だったことを今日はじめてしりましたが、「怒ったところを見たことがない。どんな時も話を聞いてくれたり褒めてくれました」とご遺族のお話にもあった通り、僕の想像していたまんまのおばあちゃんでした。すぐにムキになってしまう僕は、遺影を眺めながらどんな心持ちで過ごせばあんなに優しくなれるのだろうかとずーっと考えてしまいました。そんなおばあちゃんに謹んで哀悼の意を表する黒紋付羽織袴であります。
今日も店に戻ったところを目撃された方から「あら、今日は何事?」と言われてしまいましたが、近頃はお通夜や葬儀・告別式ばかりでおめでたい席での出番が少なくなってしまった僕の第一礼装。いずれにしましても、もっともっと多くの方にお召し頂きたい!に尽きます。合掌