寸足らずの小紋。と、長襦袢。

130426 大切な方から頂かれたという想い入れのある素敵な小紋。
 もともとお召しになっていた方に比べると、お仕立て替えてお召しになるお嬢様は20cm近く背が高いとのこと。一般的には帯で隠れる腰の高さに「腰揚げ」と言って生地のあまりを縫い込んでおくのですが、お預かりして拝見すると、その「腰揚げ」がまったくなかったのです。というワケで身丈を伸ばすためには、布を継ぎ足さなければなりません。残念ながら余り布も皆無なため、異なる生地を継ぎ足すことに。肝心のお召しになるお嬢様本人が不在な中、「ほぼ同じ寸法」とおっしゃるお母様を身代わりに細かく採寸。これから洗い張りの旅路へ。
 素敵小紋に合わせて、仕入れ立てほやほやの可愛い桜の襦袢をお求め頂きました。

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