「僕の足元に合う下駄を探して欲しい」
先日浴衣を御購入頂いたお客様から頂いていた宿題のひとつ。足元を拝見すると、なかなかの大きさと巾の広さと甲の高さ。かと言って関取みたいに踵が大きくはみ出て雪駄を履かれるように下駄を履くと、相当履き慣れていないと雪駄に比べて角ばっている下駄の踵の部分が痛くって履けるわけがありません。そこでお客様の足を覆ってしまうほどの大きな下駄の台がないか、、、先日の京都出張で見つけました!一足だけ。そしてこの台に合う長さの鼻緒も歌舞伎十八番助六が刺繍で飾られた一本だけ。焼き桐の台はさておき鼻緒のお好みもおありでしょうから、、、とお見せしたところ「これ!これいいやん!」と即決。
さっそくお客様の足を想像しながら仮挿げしてみましたが、岩佐の草履LLをとなりに並べてみるとその大きさは一目瞭然。明後日にふたたび御来店を頂いて、履き心地を確かめてから微調整後に本挿げ。この大きさで既製品は無いに決まってます。