灼熱の京都出張2日目。

灼熱の京都出張2日目。

 窓ガラスさえも振動させるほどの蝉の大合唱で起床。虫たちも頑張っているのですから、僕が頑張らないわけにはいきません。
 今日は先日お客様ご夫妻と食事を御一緒した時に袖を通して以来、久々の能登上布。夏の一丁羅は「大切に着てくれたらうれしい。ただそれだけ、」と尊敬する業界の大先輩から頂いたものを僕の寸法に仕立て直した一枚。今や能登上布の織元は一軒しかなくなってしまった上に、こんなに細かい亀甲柄はもう織られてないのではないでしょうか。この張りと艶、風の通り、これは毎日きものに袖を通して比べたからこそ分かる着心地です。
 さて、今日はこのところ恒例となった取引先からの自転車レンタルから。っとその前に、11月のお江戸は歌舞伎座で予定されている十三代目市川團十郎白猿襲名披露にきものをお召しになってお出掛けになる予定のお客様のために羽織の生地選びから。昨日もひとつ良いのを見つけたのですが、今日もまた御予算に見合う良いのがありました。ミンサー織の帯も。でへっ、
 そしてもうひとつ。3軒目で見つけた手織りの無地着尺に一目惚れ。均一ではない糸を染めて織る無地は染めや織り方によって微妙な段が出たりして難しい上に、濃い色ほど段が出やすく究極の織物と言われています。もちろんすべて手作業ですから厳密には均一に程遠いのですが、その中でも僕が今日目のあたりにしたのは色も光沢も手触りも軽さも珠玉の垂涎の一枚。けどどうしてもお召し頂きたい方が思い浮かんで清水の舞台から飛び降りました。なはっ、なはなはっ、
 一方唐津では「インスタグラムをご覧になった方が浴衣を買いに来てくださった!」と女将から喜びのLINEが舞い込んで来たり。明日も灼熱の京都!唐津は、、、定休日か。あそっか、

灼熱の京都出張2日目は自転車でGOGO!
灼熱の京都出張2日目は自転車でGOGO!

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