母校への浴衣レッスン最終日。

母校への浴衣レッスン最終日。

 いよいよ最後の授業となりました。
 佐賀県上空に真っ赤な線状降水帯なるものが発生して授業の有無を心配していましたが、晴れ間なんか出ちゃったりしまして。けど万が一の雨に備えてエアコンの効いた同窓会館ではなく、当初の武道場に舞い戻りました。湿度はありましたが、気温がさほど上がらなかったため何とか乗り切ることができました。
 最後のクラスはもっとも静かな落ち着いた子どもたちばかりでした。そして覚えが早い!男子でも僕が解説しながら結ぶところを一度見せただけで帯結びをササッとやってみせて、ペアの同級生のレクチャーしていました。浴衣の着方も上手な子が多くて、その上から結ぶ帯も。本当によくできました。があまり女子との交わりも少ないクラスでした。ですが今日は先日の男性に続き、女性のALT(外国語指導助手)の先生も参加されて、子どもたちが着る様子を見て興味津々。女将が浴衣を着せてあげるとニッコリ。脱いだ後も畳み方まで真剣に習われていました。
 度々申し上げますが、僕らにとって『きものを自分でお召しになる方が少ない』というのが最も重要で深刻な課題だと受け止めています。このような形で子どもたちに、しかも母校の後輩たちのために授業ができたことはとても有意義なことでした。これからも手が空いている限り唐津市内の学校ならどこへでも駆けつける覚悟です。ぜひお声がけ下さい。そして子どもたちのためにご自宅で眠ったままの浴衣や帯を御寄付頂きますよう重ねてお願い申し上げます。
 まだまだ続く夏に、ひとりでも多くの子どもたちが浴衣を着たい!と思ってくれたら嬉しいです。つづく、

母校への浴衣レッスン最終日。
畳み方まで真剣に覚えようとするALTの先生。

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