お母様の振袖あるある。

お母様の振袖あるある。

 またしてもお客様の御紹介で成人式のお手伝いをすることができました。本当にありがたいことです。
 本日のお客様は、お母様がお召しになったものとお母様のお姉様つまりおばさまがお召しになった振袖一式を持ち込まれての御相談。どちらもとっても素敵で立派な振袖でしたが、嬉しいことにお嬢様が選ばれたのはお母様がおめしになった一枚。さっそく女将がお着せしてお手持ちの小物を合わせて、まずは鏡越しにご自身の着姿をご覧頂きました。そこからお嬢様の日常やお好みなどを伺いつつ、半衿や重ね衿帯〆帯揚などを取っ替え引っ替えしながらお母様にも存分に楽しんで頂きました。まずは成人式を目標にしますが、せっかく2枚もある立派な振袖を無駄にしないためにも、成人式だけを考えるのではなく大学の卒業式やお友達の結婚式など、これからどのような形で振袖と向き合っていかれるのかを含めて小物合わせや草履を新調されるかどうかなどについて様々な提案をいたしました。一度ご家族で話し合われた上で来月末にもう一度ご来店の予定。
 ということで20数年間の永きに亘って箪笥の奥深くで眠りっぱなしだった独特の香りがしていましたので、今回を機に畳紙を新しいものに入れ替えることを提案しました。と同時に、次回の御来店までお預かりすることにして日陰で風通しをして良い香りと湿気を飛ばしてあげることに。うーむ、良い香り。

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