5年ぶりの丹波篠山詣で。

三國屋呉服店のある丹波篠山市

 今回の京都出張を前にどうしても伺いたかったのが丹波篠山にある三國屋呉服店様。写真のずーっと向こう、歩くと10分ほどのところに僕の商いの礎を築いてくださったお店があります。
 何度かこのブログでも紹介致しましたが、僕が大学を卒業後に家業を継ぐべく修業生として3年間お世話になった呉服店は、温厚で聡明な社長といつも明るい奥様、さらに聡明な大奥様、商人としての心得を教えてくださった薄木常務、牡丹鍋や松茸入りのすき焼きなど幾度となくごはんを食べさせてくださった坪内さんと畑さんは篠山のお母ちゃん。今の僕があるのは、三國屋呉服店様があってのこと。3年間の修業なんてよく言われますが、先述の社長やみなさまのもとでぬくぬくと、もしかするとそんじょそこいらの正社員よりも厚遇されていた感すらあります。それもあって三國屋様の暖簾と池田屋の看板を汚さないように頑張らなければと意気込んでいました。時には想いが空回りをしてうまくいかない時もありましたが、三國屋のみなさまの背中を見たり助言を頂いたりして本当に充実した3年間を過ごすことができました。この街とこの人々は僕の原点。
 今回僕は5年ぶりですが当時同じ釜の飯を食って汗をかいた先輩ふたりを誘い、10年ぶりくらいに3人揃って挨拶に伺いました。数年前に大奥様に続いて薄木常務も他界されて残念ながらおふたりには面と向かって挨拶ができませんでしたが、仏前に確と報告いたしました。
 その後京都へ移動してそれぞれの取引先に分かれたのち、再び合流して晩御飯をともにして昔話や積もり積もった近況報告で花が咲き誇りました。負けてなんかいられない。

何度も駆け込んだ薄木邸。あの夜のお茶漬けの味は生涯の宝物。
何度も駆け込んだ薄木邸。あの夜のお茶漬けの味は生涯の宝物。

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