「旦那様から、そんないっぱい持っていくの?って笑われちゃった」なんて言いながら駐車場を4往復。
3月から4月にかけて着付の御予約を承っているお客様の組み合わせのご相談に山のような畳紙を開きは閉じ、開いて閉じては大笑いをして、とっても楽しい小1時間。
実はお母様のお譲りで、一度も袖を通していないものばーっかり。まずは間近に迫った卒業式。滅多にお召しにならないような冒険した組み合わせがご要望。真っ黒の江戸小紋に思い切って同系色の袋帯。次にご友人の結婚披露宴。華やかな会場を想定して、濃い紫の付け下げに箔の袋帯。格式高くても、すごく都会的な雰囲気でも馴染みそうな組み合わせで。最後は入学式。絶対にご自分では選ばないとおっしゃったグリーンの色無地に華やかで明るい袋帯。
美しい奥様がおきものをお召しになるのが毎回楽しみですが、人気者の御主人様の和服姿もいつか見たいなぁなんて。僕たちも奥様も思っていらっしゃるのです。