朝起きると極寒に生憎の小雨混じり。朝一番の仲良し女子は急遽、2家族の谷間に時間を変更。ということで本日は11時からの五人家族から。
まず最初はお手持ちの大島紬をお召しになるおばあちゃん。実は本場奄美大島の御出身ながら一度も袖を通されたことのなかった龍郷柄の大島紬に、お母さん(お嬢様)が日頃の感謝の気持ちを込めて贈られた八重山ミンサー織の半巾帯と帯〆を。お母さんはこの秋に初めて新調された紬に博多織のなごや帯を。これまでは結婚披露宴やお子様の行事でお召しになっていた礼装ばかりだったので、いつもとは違った装いににっこり。続いてクリスマスにサプライズでお母さん(奥様)から贈られたシルクウールのきものと羽織に岩佐の草履。羽織紐と帯、足袋を選んでもらって結婚式の紋付袴以来のきもの姿にニヤリ。最後に今では滅多にお目にかかれないウールのアンサンブルを着て元気いっぱいの双子ちゃん。家族写真のあとにうちの二女と三女とジャーンプ!(写真1)
続いて仲良し女子(写真2)。赤と白の大きな布団縞が可愛らしい片貝木綿に白と黒のこれまた可愛らしい博多織、に象牙色の羽織はシルクウール。本来は夏物ですがレースのような羽織紐がぴったり。お友達は黒字に白の大きなドットに赤と黒が艶やかなボーダーの博多半巾帯。袖口から覗くセーターの色も可愛いのです。羽織の下ははじめてのお太鼓、半巾帯は花びらをたくさんに、水引のお花をちょこんと。(写真3)
そして本日最後は仲良し5人家族。お家でゲーム三昧を楽しむ小学3年生男の子はさておき、まずは美人姉妹に成人式以来数年ぶりの艶やかな振袖を。成人式を前に今年初めて振袖を着せる若女将が夜な夜な予習を重ねた帯結びの出来栄えに浸る間もなく、お父さんの着付は本日2回目の僕の出番。「来年のお正月はきものが着たい!」と有り難くも緊急事態宣言下に御新調頂いた御召のきものと羽織。は写真なし(苦笑)。お父さんがお帰りになってから入れ替わりの大トリは、段暈しがエレガントなお母さん(写真なし)。
ということで本日は総勢11名様の着付をお手伝いしました。実は朝に着付のお申し込みを頂いたのですが、さすがに身も心もいっぱいで準備を整える自身もなかったので涙を呑んで断りました。令和3年は幸先良い日々が続いております。
《令和3年》
きもので過ごす365人を応援宣言!
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1月の実績
着付サービス19名様(男4女15)
着付レッスン0名様(男0女0)
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