バレンタインデーな本日、お客様三名様を博多座へとご案内しました。
実はこのきもの、本日ご一緒したお客様から「家族と相談して、若旦那さんなら大切に着てくださるはず」と昨年末に頂いた御主人様の形見の紬を僕の寸法に仕立て直した一枚。家族同然のお付き合いでお世話になりっぱなしで、特に長女のことは「二十歳になったらおじちゃんが振袖を買ってあげるからね」と孫のように可愛がってくださってた御主人様。闘病の末にお亡くなりになってから、はや三年が過ぎてしまいました。というワケで本日の歌舞伎観劇にて初おろしで、着姿をお披露目できてまずはひと安心。
勘九郎丈の舞台が素晴らしかったことは、申し上げるまでもありません。