きものを着た証、着たい私。

小千谷ちぢみや浴衣のお手入れ

 8月も終わりが近づくと、お召しになった浴衣や夏物のお手入れが舞い込みはじめます。
 写真の2枚は、絣で市松模様が織られたものと格子で格子が織られた小千谷ちぢみたち。そのうち1枚は誂えられてからすぐにお召しになった後にお蔵入り、もう一枚は誂えられてから一度もお召しになることなくお蔵入り。そしてこの度ようやく檜舞台を踏まれたのです!しかも8月のうちに2枚とも。市松模様の1枚は仕舞いっぱなしだったせいか湿気が原因と思われる黄変が所々に見られたので、丸洗いと合わせて黄変直しの見積もりを。念のために汗テストも。
 ここで併せて浴衣お手入れについて。
 注染めという昔ながらの方法で染められた浴衣は、ご自宅での水洗いが可能です。その場合、漂白剤の入っていない【中性洗剤】を使い、できれば【手洗い】あるいはネットに入れて洗濯機で弱水流での【おしゃれ着洗い】で短時間の洗濯後、日焼けしないように必ず【陰干し】してください。生乾きの状態で形を整えながら蒸気を当ててシワを伸ばすとよりきれいな仕上がりになります。ドライクリーニング(揮発油洗い)でも大丈夫ですが、汗汚れなど水性の汚れは水で洗わなければ落ちません。そのほか洗濯表記に注意して、1日でも早いうちに夏の汚れを落としましょう!
 弊社以外でお買い上げになったものでも、お気軽にご相談ください。

注染め浴衣に関する、一般的な洗濯表記。
注染め浴衣に関する、一般的な洗濯表記。

 そしてそして夕方は「夏物が欲しくって」と仲良し三姉妹、もといお母様とお嬢様お二人が御来店。お誕生日プレゼントに誂えられた妹さんの浴衣をご覧になったお姉ちゃんにも一枚ってことで。様々お話をしながら相談した結果、お姉ちゃんのはじめの一歩は夏物ではなくお洒落を楽しむ秋口からお召しになる片貝木綿の綾織無地と半巾帯に。
 そしてそしてそして!それに刺激を受けられたお母様が「来年の夏を楽しみにお稽古を頑張ります!」と、無地っぽく見えて灰と白の細い縞が小粋な夏大島に、「ほんのり赤みのある黒」とでも言いましょうか魅惑の茶色がお洒落な博多織西村織物の八寸なごや帯浮遊」を合わせて(写真下)。とにかくカッチョイイ!
 小千谷ちぢみお手入れも、片貝木綿も夏大島も、お召しになったあるいはお召しになる前提ですから嬉しっくて仕方ありません!

夏大島と博多織八寸帯
夏大島「ほのか縞灰白」と博多織八寸帯「浮遊」の相性は群を抜く。

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8月のきもの成績
若女将25vs25若旦那
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△7月/29vs29
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○6月/27vs28
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△5月/26vs26
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○4月/27vs28
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△3月/29vs29
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◉2月/27vs26
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◉1月/27vs11
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