唐津くんちを想う。

 新型コロナウィルスが全世界を混乱させている昨今。
 唐津神社秋季例大祭『唐津くんち』の曳山行事が行われるかどうかはさておき、羽二重を扱う呉服専門店として唐津くんち装束についての見解を今更ながらまとめてみました。おかげさまで『手ぬぐいマスク』が好評で手ぬぐいの需要は毎日ありますが、それ以外はなんせ毎日暇ですから。そんな日々にも洗い張りをして息子さん用に仕立て替えるお父さんがいたり、先日紹介した「鳳凰が舞う額裏」が見事に長法被に納まって仕立て上がって来たり。静かながらも世間は動き続けています。
 なんともまぁ皮肉なもんですね。神社とは本来、人が集まる場所。ましてお祭りなんてものは、家内安全に商売繁盛、五穀豊穣や大漁豊作を祈ったり感謝したりするもの。それが祈りを捧げなければいけない非常事態に奉納が危ぶまれるなんて。しかしながらよくよく考えてみると、八百万の神様への信仰ってのは大いなる自然への感謝と畏怖にはじまったと思われるのですが、唐津くんちを神事と言いながらも敬愛すべき自然(地球)を大切にしてこなかった人間に対する怒り(祟り)なのかも知れませんね。と、自分に言い聞かせています。
 にしても!今季限りで引退宣言をしたレバンガの折茂武彦選手然り、アトランタのビンスカーター選手もまた然り、最期を迎える年に限って閉幕というのは相身互いか。今はただ、日頃守ってくださっている氏神様への感謝の気持ちを忘れずに、勇気を持ってジッと我慢すべき時。収束では困るんですよ、完全に終息して貰わねば。
 育ったおいらは唐津っ子、あぁえんやー!

唐津くんち「肉襦袢長法被」|からつ池田屋
https://kimono365.jp/?page_id=11903
唐津っ子のみなさまには参考までに御一読頂けると嬉しいです。

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○4月のきもの成績
若女将18vs19若旦那
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△3月のきもの成績
若女将29vs29若旦那
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◉2月のきもの成績
若女将27vs26若旦那
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◉1月の対戦成績
若女将27vs11若旦那
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長法被に納まった鳳凰は、今にも天に舞い上がりそう。

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