肉襦袢の裏地。

 超大型の台風が接近して開店休業のような1日。
 家から一歩も出たくないような日に足を運んでくださるお客様には、ただただ頭を地面に擦り付けて感謝の意を表したい気持ちで楽しい接客を心掛けています。なんて日の朝一番は、いよいよ入稿締め切りの迫った装束の最終面談。かと思いきや、大幅な意匠変更。くぅぅぅぅ、夕方までに手を加えて最終面談も無事終了。連休明けにはいよいよ染めへ。
 このお二人以外のご来店は、たったの4名様。その貴重な御来店のうち、さらに貴重なお二人はご夫婦での御来店。唐津くんち装束、肉襦袢裏地選び。肉襦袢とは腹掛けの上に着る装束で、直接肌に触れて汗で濡れるので一般的には真っ白な木綿または絹をおすすめするのですが、稀に柄物を希望される方がいらっしゃるんです。いかにもお洒落夫婦には他人が選ばないような色柄をおすすめしてみたのですが、最終候補に残ったのが写真の大津絵。「もう少し考えます」とのことでしたので、ふたたびのご来店を待つばかり。
 雨降っても意固まらず。なーんちゃって、

唐津くんち「肉襦袢と長法被
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