弊社でお誂え頂いたきものには、その印として衿先の内側にタグを縫い付けています。
昭和時代から長らく使っていた生成地に黒のロゴを織り込んだタグに別れを告げ、ほんの少し幅を太くして真っ白地に紫のロゴを織り込んだものに一新。平成から令和なった五月一日からキリ良く使いたかったのですが、まだまだ残りがあるのでそうは問屋が卸さず。いよいよ残りが数十枚になったところで、今か今かと出番を待っているのです。店内でも「やっぱり古いのが見慣れて良い」って意見と「新しいのが良い」って意見がありますが、ともあれ早く新しいタグにお客様から親しんで頂けるようにまずは浴衣の嫁入り先を探さねば!
そしてもっともっと、このタグに品物と仕立てへの信頼を高められるように精進するのみ。