同窓会にお召しになるきもののご相談。
毎年楽しみにされている同窓会。今年は5月末に予定されていて、本来ならば袷のきものをお召しになる季節。ところが箪笥の中とにらめっこをされるうちに、「きっと蒸し暑いだろうから、単衣を着て行こうかな」とおっしゃってはみたものの、、、引き出しの中には袷のきものばかり。ようやく見つかった!とお持ち込みになったのは盛夏にお召しになるべき一枚。さすがに呉服屋としてお勧めするわけにないかなかったので、「お手持ちのきものを一度拝見させてください!」とお願いしたところ、出てきたのが裏地のついた袷で大島紬と牛首紬の訪問着。「これを買った時からするとずいぶんふくよかになって寸法が合わないから、このままだと着れないなーと思っていたのでちょうど良かった!」と、牛首紬を思い切って裏地をとって単衣に仕立て替えることに。夏がけの単衣にしては色が濃い印象ですが、帯や小物を軽やかにして。
もちろん寸法もゆったりして。大至急で洗い張りへ。