お洒落で足元かろやか、一歩先ゆく履き心地。
会期:令和2年12月11日(金)〜13日(日)
時間:10:00〜19:00 *最終日のみ17:00まで
会場:池田屋呉服店
内容:岩佐の草履/展示即売と誂え会
問い合わせ:0955-72-2050 お問い合わせ
今年2月、京都へ向かう新幹線の車中でインスタグラムを閲覧していて目にした、大阪は日本橋(にっぽんばし)にてお洒落と履き心地を提案する履物屋さん。躊躇う間もなくダイレクトメッセージを差し上げたところ、すぐに御連絡を頂きました。慌てて予定を変更して時間をつくり、いざ大阪へ。
◉その日のブログ『2日目は大阪、また京都』https://kimono365.jp/?p=11491
そこでさらに目にしたのは、お洒落な履物はもちろん、まさに折目正しく純国産の製品づくりに情熱を注がれる経営者のもとで丁寧に草履を製作されている職人さんたち。そのすべてに感銘を受け、すぐに手に、もとい足に入れて以来、ほぼ毎日履き続けています。だからこそ自信があります!必ずやみなさんに御満足頂けると。
そしてようやく辿り着いた今回の誂え会。池田屋オリジナルのラインナップ『色つぼぞうり』の展示即売ほか、台も鼻緒も前つぼも生地や色柄を選んで世界に一足しかない草履を誂えることができます。
向島めうがや足袋誂え会とともに、楽しみにお出掛けください。
折り目正しき社内一貫生産が創り出す、お洒落と履き心地と丈夫の3本立て。
▶︎履きやすさの秘密-その1-
厚さ約6mmのクッション「やわら」+α
一般的な草履が約2mmのクッションを敷いているのに対して、岩佐の草履は独自に開発した約6mmのクッション「やわら」に加えて、さらに踵部分にはやや硬めのクッションを敷いています。硬さの異なるクッションを2枚重ねることで履いた時の安定感とクッションの持続性を保つことができます。足当たりの柔らかさは抜群なのです。
▶︎履きやすさの秘密-その2-
滑りにくく張り替え可能な「ラバー底」
地面と接する底には、一般的な草履は牛革または合成皮革に踵だけゴムが用いられるのに対して、岩佐の草履は独自に開発した滑りにくく歩きやすいラバー底を使用。さらに踵には特にすり減りにくい素材を使用しているので耐久性も抜群。また長らく履いていて擦り減ってしまう踵や底。岩佐の草履は、踵のみならず底のラバーを全面張り替えが可能(5,500円)。これはヘビーユーザーにとって大変嬉しいサービスです。
かく言う僕は、2月から毎日履いて擦り減ってしまったので、10月初めに前つぼ交換(1,100円)とラバー底を全面張り替えてもらいました。ちなみに一般的な草履は、踵のゴムは交換できても底を張り替えることは不可能です。ラバー底は用途に応じて2種類。
ラバー底は、鼻緒の調整ができる挿げ穴を開けたタイプ(下の写真左)と少々の雨でも気にせず履ける挿げ穴のないタイプ(下の写真右)を選ぶことができるのも岩佐の草履ならではの嬉しいサービス。
▶︎履きやすさの秘密-その3-
キズにも水にも強い!表面の素材はルイヴィトンと同じPVC。
職人が一足ずつ手づくりで、自慢のクッションや独自のラバー底を用いているのに、税込2万円台で仕立て上がる値段の秘密は表面に使う素材にあります。経年劣化が少なくキズにも水にも強いことで知られソファーや車の内装などに用いられる合成皮革PVC(ポリ塩化ビニール)が用いられています。そう申し上げると「合皮ね」と思われるかも知れませんが、かのルイヴィトンのバッグ「モノグラム」も実は同じ素材。そう、世界が認めたルイヴィトンが使っているのですからご安心下さい。
若干重いは、有り余る「想い」の裏返し。
ただひとつ欠点を申し上げるならば、本革に比べて若干「重い」ということ。そう、かのモノグラムも若干「重い」ですよね。しかしながら、それをカバーするに有り余る、草履を履かれるお客様への「想い」が岩佐にはあります。
気になる価格は、女性用24,200円〜/男性用27,500円〜。
気になる価格は女性用24,200円〜、男性用27,500円〜(ともに消費税込)で、価格はサイズ(SとLLは+2,200円)や鼻緒によって異なります。お客様のためにイチから仕立て上げてこの価格!もちろんお正月に間に合うように仕立て上げてみなさまのもとへお届け致します。
色見本を手に取ってイチから選ぶも良し、現品を元に一部だけ変えるも良し。
誂える一番の楽しみは、あれやこれやと悩ましい時間。自分探しをしている途中で隣に目をやると、そっちの方が素敵に見えたり。イチから色を選ぶのが難しい方には、挿げ上がった草履を参考に一部だけ色を変えるのも良し、台と花緒を別々に用意している中から選ぶのも良し。世界に一足しかない草履は、選び方もお客様らしく世界にひとつ。ただしどちらも間違いないのは「お洒落で足元かろやか、一歩先ゆく履き心地」。この機会にぜひ見つけに来てください。
世界に一足しかない草履を初詣に初下ろしの初体験。めでたく初モノづくしで佳い年の幕開けにいかがですか?