小千谷縮(麻100%)の半襦袢とともに、単衣のきものが仕立て上がりました。
明日からいよいよ6月突入。例年よりも少し早い梅雨入り宣言も相まって少々蒸し暑く、すでに単衣というより盛夏向けのうすものに袖を通したくなる今日この頃。だ、か、ら、「単衣を誂えるならお早めに!」って2月からずーっと言い続けていたのですが、やや遅れ気味の4月末に決められたものですから。通常なら急げば、湯のしからパールトーン加工と縫紋、そして仕立てまで約2週間ほどであげてしまってお客様の元へお届けできるのですが、今回は諸事情あってさほど急ぐことが叶わずに1ヶ月近くを要してしまいました。が、6月10日に予定されているお茶会にはお召しになること間違いなし。
背縫いを股にかけて二つに割れていた丸二片喰の縫紋が、寸分違わずに縫い上がって来ました。仕立屋さんにとっては当然のお仕事ですが、いつ拝見しても感心してしまいます。