今月末に出席される結婚披露宴に向けて、コーディネートの御相談にお応えして。
3年ほど前にお買い上げ頂いた、紬地に金色の横段と鳥獣戯画の描かれた訪問着。いつお召しになるのかと待ちわびていたのですが、いよいよ出番が。本来なら縮緬地に友禅など格式のあるきものを選ぶべきところなのですが、お客様のお好みや御招待された方との関係などを相談しながらこの一枚に決めました。牡丹と菊が交互に市松文様の中に、天鵞絨も混ぜながら織られた袋帯。これまた本来ならば柔かい色や白を選ぶべきところを荒磯の長襦袢。このお洒落さはこのお客様ならでは、といった感じで。新しい帯〆を添えて。「素敵ですねぇ、」という声が聞こえてきそうです。
待望の結婚披露宴は、今月末の松山にて。