長襦袢と長襦袢。

　仕立て上がった一枚と、仕立ててない一反をお預かりしました。
　近く新しい生命が誕生されるのを機に、曾おばあちゃんのたんすに眠っていた長襦袢と長襦袢をお預かりしました。前者は洗い張りをしてお嫁さん、赤ちゃんから見るとおばあちゃんの寸法に仕立て替えてお宮詣りにお召しになることに。見覚えのある後者は赤ちゃん、つまり曽孫さんのお宮詣りのきものの重ね袖に。なんとも贅沢な。きものは真っ新な羽二重の白生地に藍色で家紋を描いて誂えることに。現在は既製品をお買い上げ頂くことがほとんどのお宮詣りのきものですが、久しぶりに羽二重での誂え。
　健やかなる成長を御家族の背中越しに祈っています。