肉襦袢を繕う。

 はい!こちらは唐津くんち装束の駆け込み寺です!
 本日は「肉襦袢がぼろぼろになってるんですけど、どうしたらいいの!」というご相談。拝見すると裾と袖口、襟が擦り切れてしまっています。脇はほつれて、背中には2センチほどの穴が…。「けど、、、あと数年で引退するからそれまで着られればいい」とのこと。そこで穴は裏から生地を当てずにチクチク細かく針を上下させて塞ぎ、裾や袖口の擦り切れはひとまずそのままに、脇は縫い合わせて。毎度ながら、お話を伺ってはお客様と相談しながらどのようにすれば良いかを提案し、見積もりを差し上げます。今回は2箇所の簡単なふせと脇のほつれ直しで3000円を頂きました。曳き子が頑張ってるのと同じだけ、肉襦袢も頑張っているんです。
 魂の通った肉襦袢、どうか可愛がってあげてくださいね。

唐津くんち「肉襦袢と長法被」
https://kimono365.jp/?page_id=11903

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