朝一番で着付けのお手伝いをしたのは、晴れてお宮詣りを迎えたおばあちゃんとお母さんとお父さん。
当初はおばあちゃんだけがお召しになる予定でしたが、「私も着たい!」とお母さん、「だったら、」とお父さんまで。おばあちゃんは鹿の子絞りの無地というか小紋というか無地に袋帯を、お母さんはおばあちゃんが若かりし頃にお召しになっていた茜色が鮮やかな無地の紬を、お父さんは成人した時に曾ばあちゃんが誂えてくださっていたにも関わらず「はじめて袖を通す」大島紬一式で。お天道様のご機嫌が麗しすぎて赤ちゃんには少し眩しすぎる陽気でしたが、雨よりも曇りよりも晴れの日が良いに決まってるんです。
「息子三人じゃあんまりきものに縁がないと思っていたけど、お嫁さんまで着たいって言ってくれて嬉しい!」とは、息子さんたちの次はお孫ちゃんたちに囲まれて幸せいーっぱいのおばあちゃん。