「丹前を仕立ててもらえませんか?」とのご要望を稀に耳にします。
今回も久しぶりにご要望を頂いたのですが、ある時「もう縫えんよ」と、これまで数十年に渡ってきものはもちろん丹前を縫ってくださっていた仕立て屋さんが、高齢化による目と手の不安を理由に辞退されたのです。そこで現在お召しになっているという、布団代わりにでもなりそうなほど綿のぎっしり詰まった丹前を見本として預かり、久留米絣の小物や洋服などを専門的に縫っている知人にお願いをしたところ、「勉強にもなりますし、縫います!」と快諾してくれました。ホッ、
現在お召しになっている丹前(写真)は大島紬を解いて仕立てられたのですが、新しいのは久留米絣の反物から。生地をお持込で13,000円、弊社でお買い上げの生地は10,000円(いずれも税別)でお仕立てを承ります。