シミ抜きか、それとも染め替えか。

160122 うーむ、甲乙つけがたい課題とともに付け下げをお預かりしました。
 胡粉で菊の地模様が染められた白地に、地紙や草花が染めや刺繍で施された可愛らしい一枚。「もう私には派手すぎて着れないですし、身内に誰も貰い手がなくて、きっとお似合いになりそうだから」とお茶のお稽古で同席する先輩から譲り受けられたもの。拝見すると、お客様の寸法に仕立てなおせるだけの生地ではあるのですが、全体的に黄変がひどくて…。シミ抜きをするとなると相応の見積もりを覚悟で神様仏様日名川先生の手に委ねるしかあるまいし、染めるとなると柄を糊で伏せて地色だけ替えるか、はたまた柄ごと全体の色を替えるか、、、そうなると胡粉の色がどうなることやら、、、うーむ。
 持ち帰ると、「うわぁ、懐かしい!」って衿先に縫い付けてあるマルニ印のタグを発見!がんばりまっす!

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