はじめての真岡木綿。

151124 朝夕がずいぶん肌寒くなってまいりました。
 それもそのはず、師走の月の足音が聞こえ始めたのですから。という連休明けの朝、夏に新調した真岡木綿にようやく手が伸びました。真岡木綿とは、栃木県は真岡市で育った綿から糸を紡ぎ、染めて、織るという一貫した手作業で生まれることに由来します。片貝木綿や伊勢木綿とは違い、やや厚手の生地なのでそんじょそこいらの秋の入り口あたりでは暑くて着れませんでした。藍独特の香りがほのかに芳しく、デニムほどはない適度な重さと織りの密度が温かみを感じさせてくれる、袷のような単衣のきもの。ウールよりも爽やかな着心地で風は通さず。「上質で絹のような風合い」と表現されているサイトもありますが、それはないと思います。というのが僕の実感。強風の吹き荒れる今日1日を真岡木綿に羽織を重ねて過ごしました。
 何はさておき、どんな生地でもまずは着てみないとわからないんです。質感も着心地も、面倒くささも。

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